DEARDROPS

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制作:OVERDRIVE

キラ☆キラ系列3作品目。

色々あってヴァイオリンを辞めた主人公が色々あってバンドをする話。

始まってからメンバーが揃ってOPまでが割と長かったり、ヒロインを選ぶ選択肢からルートに入るまでも妙に長ったり、その間にスキップできないライブシーンがあったりと序盤の方はテンポ的にいまいちで不親切なところもあった。

けど個別ルートに入ったら面白かった。律穂ルートは、だけど。

律穂ルートが完全にゲームのメインでしっかりバンドの話だった。主人公と律穂と英嗣はここでがっつり掘り下げがあって割と長めのシナリオだったけどそんなに飽きずにできた。前作のカーテンコールがいまいち売れないバンドのなんだかんだだったのでこっちは割とすんなり人気になっていく感じ。バンドメンバーも超絶に上手い人達が集まるのであんまりバンド的な苦労話はないかなと思う。律穂と英嗣のプロとアマチュアの対立が英嗣の過去話で誤魔化された感じがあるのはちょい残念だったかな。もっとそこらへんを突っ込んだ話にしてほしかったな。終わりももっとバンド重視で良かったんじゃなかと思うけど、でもライブシーンも良かったし曲も良かったし満足度は十分にあった。

と律穂ルートはそれなりに良かったけど他のルートはびみょーな感じ。弥生とりむは適当っていうか完全にFDみたいなのりでギャグっぽいシナリオ。おまけに下手に個別ルートがある分だけ英嗣みたいな掘り下げもないので何だか割を食ってる。せっかくみんないいキャラなのに勿体無いよなと思いました。ちゃんと律穂ルートに2人の掘り下げもしっかりしてたら違う評価になっうてたのになと思います。

かなでルートは割と話的にはしっかりしてるんだけどその内容があんまりよろしくない。律穂ルートも割とあるけど登場人物が基本的に才能があるためそっち方面でのつまづきがほとんどない。なので乗り越える壁を外部からって感じになるけどかなでルートはそれが不自然でなおかついやーな感じ。具体的には所属事務所が無能すぎる。自分ちのライブハウスという超絶ホームがあるのになんであんなとこで歌わせてんねん。完全にシナリオのためにって感じがしていまいちだった。かなでもキャラ自体はいいのに勿体無い。

律穂ルートは良かったので買っても損はないかなと思うゲーム。今はDL版でも安いしな。レビューを見るとキラ☆キラと比べて~とあったけどバンドが題材っていうのが同じなだけでバンドの扱い方はほぼ間逆なので比べるのが悪いよなと思います。

キラ☆キラはバンド物としてより旅物としても面白さが大きかったと思うしね。バンドも逃避的っていうか非日常みたいな雰囲気で、それが良かったと思う。

後の2作はバンドを日常みたいに書いてるからそういう違いはあるんだろうなーと思いました。次回が最終作で瀬戸口が書くそうなので割と楽しみです。