アイドルデスゲームTV

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https://www.d3p.co.jp/i-death/

制作:ウィッチクラフト

販売:ディースリー・パブリッシャー

 

限りなく透明に近いダンガンロンパ的ゲーム。

審査を行い最後の1人になるまで争うアイドルデスゲーム物。

小話→探索(コイン集め)→審査→次のステージへという流れで進んでいく。

探索ではコインや脅迫ネタを見つけたり他のアイドルと話したりコインを奪ったり奪われたりする。コインの奪い合いはバクロロワイヤルという暴露合戦で勝つ必要があるんだけど、これをしなくてもクリアには十分にコインを拾えるので存在感が薄い。

一応、最後のシナリオでは意味があるんだけどそれはそれで問題もある。(後述)

基本的にはコインを拾ってアイテム購入していけばさくさくとすすめるのでストレスはあんまりない。

最初にできる千春ルートをクリアした時は大丈夫かこれと思ったけど、他のアイドルは色々と個性があってよかった。特に良かったのはしらせと理都。

シナリオ自体の面白さはあんまりなかったけどさくさく進めれたので最後まで遊ぶことができた。良くも悪くも薄かったのがこのゲームのいいところだなと思いました。このキャラが死んでショックとか、衝撃的な展開で胸がドキドキとかもなくて心に優しい。

バクロロワイヤルや好感度システムがしっかりしてて、攻略に必須だったら面倒くさくてやめてたかもしれない。何が幸いするか分からないなと思いました。

そしてこのゲームの悪いところもこのさくさくと進んでいくところかな。感情移入もくそもない速さで処刑されていく上に周回前提なので3人目ぐらいからはもう誰が死んだとどうでもよくなる。

また会話ではテンションを上げるのと下げるのの2つがあるけど、どちらの会話もほとんどは当たり障りのないもの。この点はしらせと理都は攻撃的なものもあったのが高評価のポイントだな。

全体的なシナリオもそうきたかっていうのはあんまりなくて、最後はなんだかんだのハッピーエンドでやっぱり薄い。

 またところどころなんでそんな仕様にしたんだというところも多い。

マップにアイドルが表示されないので誰と会うかは運次第。なので狙ったアイドルの高感度を上げたり下げたりコインを奪ったりもできない。最後のシナリオでは特定のアイドルに遭遇する必要があるんだけどそれも運次第でゲームオーバー。またバクロロワイヤルが強制だけど必須なキーワードが手持ちにも販売にもなく詰む状態になることもある。そういうとこやぞ、まじで。そのせいで最後のシナリオだけストレスがたまるポイントがいくつかあるのが残念でした。

また道中で拾った脅迫ネタがすぐに表示されないので見るのがめんどいとか2D操作なのに十字キーが使えないとかロード時間の読み物に力入れるならそれだけ本編のシナリオを増やせとか処刑ムービーが滑ってるのが多いとかいろいろあるけどなんかなんだで最後までそれなりに楽しめたのでフリプゲーとしては十分に合格ラインかなと思います。システムボイスがダウンロコンテンツなのはどうかと思うけど。

でもゲームの良さが薄いところなのでフルプライスで買った人はなんかご愁傷様です。