ふゆから、くるる。

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季節シリーズの最後。

らしいけれど今作品からやっても問題ないらしかったので今作から。

舞台は閉鎖的な学園で百合的な話。

死んでも同じ人物として生まれ変わる、ある年齢に達すると逆に若返っていくベニクラゲシステム。

何度も人生を送って脳を鍛えて天才になれば卒業して外の世界にいける。

でも脳を破壊されると全ての経験が0になるのであんまりよろしくない。

という世界観。

そんな世界で主人公の友達が首なし死体で殺される→頭を見つけるために主人公が探偵になるというのが大筋な話。

序盤はコメディ&エロ、中盤はちょいシリアス&ミステリー、終盤はシリアス&SF。

プレイ時間はほぼほぼ一本道の15時間ほどなのでフルプライスゲーとしては少し短め。

でも個人的にはこれぐらいがちょうどいいと思います。

構成的にエロシーンが序盤にかなりはいっている&登場人物たちが少し頭が緩いのでそのへんで脱落する人はいそう。ミステリーもミステリーではあるけれども巧妙なトリックなどではないのでそこらへんに期待する人はがっかりするかも。

なので序盤と中盤はそこそこおもしろいぐらいに思ってた。

でも終盤は凄く良かった。本当に良かった。学園の秘密やなんやらもそうだけれど作品としてのテーマ性だったりが凄く丁寧に書かれていてめっちゃいい展開やシーンもありました。

特に祈りのチェスの場面はこのためにこの作品はあったんだなと思えるぐらいによかった。とある登場人物の最後も良かったし……が。の意味も良かったしエンディングも良かった。

終盤部分は本当にみんなにやってほしいぐらいに好きなんだけれどそれまでの序盤と中盤が少しだけネック。勧めても途中で脱落する人おおそうなのが。

この終盤にするなら序盤やらもエロじゃなくてエモい感じにした方が自分の好みではあったけれどエロゲーだし今のやつの方は正解かもしれないのが難しいところ。

とりあえず今作が凄く良かったのでシリーズをやっていこうかなと思います。

 

 

幼女戦記Dum spiro.spero 下 14巻

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面白くて一気に読みました。
作中1番ピンチの中での会話だったり行動だったりが良かった。色々なキャラが自分の仕事をしてる感じが読んでて楽しい。
そろそろメアリースーが出てくる気もするので新刊が楽しみ。次は出たらすぐ読むので早く出して欲しい。

幼女戦記Dum spiro.spero 上 13巻

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長く開いた上にすぐに読まなかったので久しぶりの幼女戦記でした。
久しぶりだったけれどもなんとなく覚えていたので問題はなかった。
前半と中盤はわりかしゆるやかな展開で政治的な面白さはあるけれども少々退屈さはあった。
そこからの後半の展開は凄く面白かったので下もすぐに読みたいです。

死亡遊戯で飯を食う。5

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他の作品ではわりと軽視されがちな長年の蓄積ダメージが大きな意味を持つのが面白かった。
師弟関係だったり引退者だったりこれからのゲームが難しくなるにつれて人間関係が良くも悪くも重要になってきそう。
今回のルールはシンプルかつ良くも悪くも他人任せ(or他人のせいで)クリアだったり死亡だったりで何気に今までで1番理不尽だなと思いました。
今回で巻数に追いついてしまったので新刊を待ちつつ楽しみにしています。

死亡遊戯で飯を食う。4

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殺伐とした世界だからこそ殺伐としすぎてる人間がとても嫌われるのは凄く分かりやすかった。嫌われない、恨まれないことの大事さ的な。
今回のルールが個人的に1番面白くキャラクターも人間関係が広がったりサブキャラも目立ったりで良かったです。

プロジェクト・ヘイル・メアリー

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巻も変わらず面白かった。
科学的に悪戦苦闘部分でこちらも悪戦苦闘するところも合ったけれども話の本筋自体や何をしたいのかの部分は分かりやすく楽しく読むことができました。
ジャンルとしてはSFかもしれないけれども色々なジャンルを内包している小説だと思います。
科学部分はなんとなくな雰囲気で読んでも十分に面白い作品なので色々な人に読んで欲しいです。
映像化も決まってるらしいのでぜひ映画館で見たいと思います。

ごーすとらいふぁー

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雨が凄く心に残る作品でした。
物語も雰囲気も凄く淡い感じがして良かったです。
少しの引っ掛かりが後半で分かったり、逆に分からないところも想像したくなるようなシナリオでした。
メッセージウインドウの演出も印象的です。
静かな物語性がある作品を好きな人におすすめしたいです。