サクラノモリ†ドリーマーズ

dlsoft.dmm.co.jp

制作:MOONSTONE

化け物が見える主人公とヒロインズが夢の中で殺人鬼となんやかんやしつつ現実で決着をつけちゃたりする系ノベルゲーム。

ジョーカーっていう殺人鬼がメインの1章、その後のヒロインズの個別話の2章と別れてる感じ。

1章は割とテンポよくすすむのもあり楽しめた。気持ち悪い方向の怖さではあるけれどもちゃんと怖いところもあったのは良かったです。

意外だったりそうじゃなかったりするジョーカーの正体とかその前座に出てくる殺人鬼な人たちとか探偵の人とか主人公の友人とかなんかやばい系のお姉さんとか完全にミギー的なあれとかそういうキャラは良かった。

ヒロインズは悪くないんだけどそっこうで主人公ファンクラブになって空気みたいになってた。ところどころの活躍はあったけれども全体的にはやっぱり地味。そこらへんが二章のはまらなさにつながってるからもったいない。

二章は基本はヒロインズとのいちゃらぶ&個別話。エロゲーだからといってしまえばそれまでだけどいちゃらぶパートが長い。のでかなりだるくなってしまう。本題に入ってからはそれなりになるけれどもそれ前に飽きてなんかいまいちはまれなかった。

そもそも一番の主軸の話が終わっちゃってるからまだ終わんねーのかよと思いつつやってたのもある。もっと二章がコンパクトに終わってたら良かったけどいかせんエロゲーなのでイチャラブパートが必要なのが完全に足を引っ張ってる。

つってもエロゲーが好きな人はそういうのが好きでエロゲーをやってるわけでそういうのがいらないなら一般のノベルゲームなりをやれってことだよなと思いました。

セットで2も買ってるけどだいぶ間を開けてからでいいかな的な気分。

グノーシア

d-mebius.com

制作:プチデポッド

人狼系アドベンチャー

といってもよくあるノベルゲームとは違いCPUと人狼をしながらシナリオをすすめていく感じ。1人で楽しく遊べる人狼ゲームというだけですごいなーと思いました。

もちろん対人戦や読み物としての人狼ゲームと比べたら簡易的でこういう理屈で~みたいなのもあんまりない。でも吊られそうで焦る、最後にどちらが黒か分からない、襲撃されないかどきどき、とりあえずこいつ吊ろう、みんなそいつ疑ってんのかよ、みたいな人狼の楽しさはきっちり抑えてあってすごいなーと思いました。

各キャラごとに考え方や投票などに個性が出てて論理的なキャラよりみんなに好かれるキャラが生き残りやすかったりするのもそれっぽくて好き。人狼ゲームとしてみただけでも満点に近い出来栄え。楽しい。

シナリオは断片的な感じ。基本的にはキャラの情報集めがメイン。Aと主人公が最後まで生き残ったらシナリオ開放→情報ゲット。で全員分を集めたらおk。

イベントサーチ的なのでその情報が手に入る陣営に自動的にしてくれるのは親切。

断片的ではあるけれども印象に残るイベントが多かったです。個人的にはとあるキャラが主人公を消しにくるところが一番好きです。ラストもどっちも良かった。

ただ中には見るのがけっこうむずいイベントもある。特定キャラの生き残りだったりすると襲撃などでわりと運が絡んだりするし。そういうので何度もやり直しが必要でうげーとなることも。

でもそれもループしてるという設定を考えたら主人公と同じ感じになれてよかった。というかここまで主人公と同化できるループゲームってないよなと思いました。

キャラも最初はなんやこいつというのが多いけど何度も人狼をやったりイベントを見たりでかなりキャラの印象が変わると思う。みんないいキャラ。

シナリオも人狼ゲームも凄くいいんだけどやっぱり人狼ゲームが苦手だったりノベルゲームみたいに読みすすめるオンリーがいい人はちょっときついかも。

でもそうじゃないなら楽しめるんじゃないかなーと思いました。

同じ人狼系ゲームのレイジングループと一緒におすすめ。

かるかんばぜーしょん

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制作:あーりん

少女と会話をするゲーム。
といっても可愛らしい会話ではなくふわふわとしてとげとげとした感じ。
きっちりシナリオ的なのがあるかもしれないけれど雰囲気を楽しめました。
独特な雰囲気がすきな人におすすめです。

ニュートンと林檎の樹

dlsoft.dmm.co.jp

制作:Laplacian

主人公達がタイムマシンで過去にいった影響でニュートン万有引力の法則を思いつかない→歴史が変わったので元に戻そう。

という話の流れ。問題と解決がわりと短いスパンで繰り返さえされるのでだれなかったのが良かった。全体的に短めとはいえ楽しめました。

公式的にそんなに深く考えるなとあるとおり深く考えるとあれなところも当然あるだろうけど一気にやってしまえばドライブ感で楽しめると思う。

実際のところ本筋であるラビルートとアリスルートは凄く良かった。特にラビルートはその後の展開もネタとしてはよくあるけどそういうのがいいんだよって感じだった。

ただ逆に他のキャラのルートは悪くはないんだけど……。といった感じ。

本筋の方に力を入れてる分だけ恋愛部分はかなり雑。いつの間にか惚れててなんやかんやで終わる雰囲気。エロシーンを入れなくちゃ(使命感)な感じがしてそこらへんはやっぱりエロゲーならしょうがないとは思いつつもったいない気がする。

特にアリスルートはちゃんと林檎を使ってほしかったなと思わなくはない。ああいう展開でああいう終わり方もありっちゃありなんだろうけどやっぱりもったいな感。

キャラも全体的にいいけど主人公がちょっとあれかな。基本は何もしないしいつの間にか惚れられてるし。サブキャラの男の方が良かった。主人公に共感もたせるためにああしたのかもしれないけれどあっちの方が主人公で良かったんじゃないかと思わなくはない。

全体的にはいいんだけどやっぱりエロゲーであるがゆえの問題点がよく分かるところが残念だったなと思う。

ラブルート+アリスルートの2つの部分に絞るか他のルートをもっと本筋に絡ませれたらかなりいい作品になったと思うだけにもったいない。

他のキャラのルートのせいでアリスルートのあの展開もなんでそうなるん?って絶対に思ってしまうしな。

ラブルート+アリスルートの2つを本編。ほかをおまけルートと考えてするのがいいかもなーと思いました。100円で買えたし文句はないし気になってる人にはおすすめできるぐらいには面白かったです。

でもやっぱりいろいろともったいないよなー。

60秒のセレナーデ

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制作:箱庭のイデア

1分間で情報を集めて殺されるのを回避するゲーム。
時間が減っていくのが分かるので割とあせる。
でも文字を打つところでは時間が止まるのは良かった。
短いながらもストーリー性もあるいいゲームでした。

斧鬼~毛様の棲む家~

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制作:あるまソフト

いなくなった姉を探して~という感じの館探索物。
メインのクリーチャーのデザインが凄く良かったです。
時折うつるクリーチャーや何かが落ちてくる演出などお化け屋敷のような怖さがありつつ
びっくり系で驚かすようなのは少なかったのがとても良かったです。面白かった。
でも追いかけっこの難易度が高くて相手の動きを覚えないと死にまくる。
のはだんだんと怖さに慣れてきてしまうのがちょっと残念だったなと思いました。
全体的に丁寧な作りでいいゲームでした。自作は追いかけを簡単にして欲しいです。

3体のテディベア

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制作:宮波笹

映像的な怖さはあんまりなかったけれど音と文字でホラーな演出をしてて良かったです。
基本的に一本道。分かりやすいヒントがあるので迷うことは少ないと思います。
短いながらも怖さやプレイして良かったなー感がありました。