アイドルデスゲームTV

www26.atwiki.jp

https://www.d3p.co.jp/i-death/

制作:ウィッチクラフト

販売:ディースリー・パブリッシャー

 

限りなく透明に近いダンガンロンパ的ゲーム。

審査を行い最後の1人になるまで争うアイドルデスゲーム物。

小話→探索(コイン集め)→審査→次のステージへという流れで進んでいく。

探索ではコインや脅迫ネタを見つけたり他のアイドルと話したりコインを奪ったり奪われたりする。コインの奪い合いはバクロロワイヤルという暴露合戦で勝つ必要があるんだけど、これをしなくてもクリアには十分にコインを拾えるので存在感が薄い。

一応、最後のシナリオでは意味があるんだけどそれはそれで問題もある。(後述)

基本的にはコインを拾ってアイテム購入していけばさくさくとすすめるのでストレスはあんまりない。

最初にできる千春ルートをクリアした時は大丈夫かこれと思ったけど、他のアイドルは色々と個性があってよかった。特に良かったのはしらせと理都。

シナリオ自体の面白さはあんまりなかったけどさくさく進めれたので最後まで遊ぶことができた。良くも悪くも薄かったのがこのゲームのいいところだなと思いました。このキャラが死んでショックとか、衝撃的な展開で胸がドキドキとかもなくて心に優しい。

バクロロワイヤルや好感度システムがしっかりしてて、攻略に必須だったら面倒くさくてやめてたかもしれない。何が幸いするか分からないなと思いました。

そしてこのゲームの悪いところもこのさくさくと進んでいくところかな。感情移入もくそもない速さで処刑されていく上に周回前提なので3人目ぐらいからはもう誰が死んだとどうでもよくなる。

また会話ではテンションを上げるのと下げるのの2つがあるけど、どちらの会話もほとんどは当たり障りのないもの。この点はしらせと理都は攻撃的なものもあったのが高評価のポイントだな。

全体的なシナリオもそうきたかっていうのはあんまりなくて、最後はなんだかんだのハッピーエンドでやっぱり薄い。

 またところどころなんでそんな仕様にしたんだというところも多い。

マップにアイドルが表示されないので誰と会うかは運次第。なので狙ったアイドルの高感度を上げたり下げたりコインを奪ったりもできない。最後のシナリオでは特定のアイドルに遭遇する必要があるんだけどそれも運次第でゲームオーバー。またバクロロワイヤルが強制だけど必須なキーワードが手持ちにも販売にもなく詰む状態になることもある。そういうとこやぞ、まじで。そのせいで最後のシナリオだけストレスがたまるポイントがいくつかあるのが残念でした。

また道中で拾った脅迫ネタがすぐに表示されないので見るのがめんどいとか2D操作なのに十字キーが使えないとかロード時間の読み物に力入れるならそれだけ本編のシナリオを増やせとか処刑ムービーが滑ってるのが多いとかいろいろあるけどなんかなんだで最後までそれなりに楽しめたのでフリプゲーとしては十分に合格ラインかなと思います。システムボイスがダウンロコンテンツなのはどうかと思うけど。

でもゲームの良さが薄いところなのでフルプライスで買った人はなんかご愁傷様です。

 

Minit

ec.nintendo.com

制作:Kitty Calisなど

発売:Devolver Digital

昔のゼルダ風味アクションゲーム。

でも本格的なアクション要素はラスボスのみなのでほとんどアドベンチャー

のわりにラスボスは異様にむずい。

剣の呪いで1分で死んでしまうたまごっち的な生物が主人公。ライフが0になるor1分経過すると家に戻る感じ。ホテルなどに立ち寄ると自動的にそこに更新される。

1分で死ぬといっても1分でクリアできるってわけじゃなくて取ったアイテムやクリアしたクエストなどはそのまま。なので死につつ少しずつ進めていくスタイル。この死んで戻る要素が面倒くさいと思うか楽しいと思うかで評価が分かれそうだなーと思いました。

ゲームクリアまでは1~2時間ぐらい。難易度はそれなりぐらい。だけどそこそこマップが広いのと1分で強制的に戻されることもあってどうすればいいか分からなくなると他のゲームより迷子になりやすい。けど白黒でなんだかゆるやかな世界観が良くてそんなにはストレスにならなかったです。

各キャラに近づくと勝手に喋りだす感じ。あと殴ったり水をかけたりでも反応あり。

グラフィックの雰囲気にあったセリフが多くて探索するのが楽しかったです。

ゆるやかな世界観にシビアなゲーム性というとなんだかピクミンっぽいなーと思ったり思わなかったり。

クリア後はとってないアイテムを見つけたりやってないクエストをこなしたりかな。とりあえずコインを集めて靴を買って神殿的なところの奥でハートを見つけて満足してとりあえずやめました。

1000円で2時間ぐらい遊べるゲーム。なので暇な休日に変な雰囲気のゲームをクリアまで遊びたいなーという時におすすめです。

 

▼ いる。

www.freem.ne.jp

制作:りっと(4705)

勢いよく始まって勢いよく終わるゲーム。
雰囲気ゲーだけどなんか面白い、って感じです。
世界観が好きなのでもっとやりたかったなーと思ってしまう内容でした。

ドコのドナタの感情経路

dlsoft.dmm.co.jp

制作:ad;lib(アドリブ)

色々なアニメのキャラデザや作画監督をしている人のゲーム。有名なアニメで言えば僕は友達が少ないの1期かな。スタッフロールを見て複数の人が集まってるのかなと思ったけどそうでもないみたいです。

アニメの仕事をしている人だからなのか多分アニメ塗りってやつ。でも個人的にはこういう塗も好きなので良かったです。でもイベント絵がなんかアニメをキャプチャしたみたいな感じになるのはちょい気になったかな。絵自体はいいんだけどなんかぼやけてるような低解像度のような、そんな雰囲気があった。イベント絵は好きな絵が多かっただけにそこらへんは残念だなーと思いました。心菜がラーメン食べてるのとか冒頭の翼のやつとかが好き。

全体的には好きな作品だしいい部分も多いと思う。でもなんか勿体無いなーと思ってしまう内容。BGMもキャラもシナリオもテキストも独特の雰囲気とかそういうのはあるんだけどなーと。

のり的にはエロゲーっていうよりなんか日常もののラノベとかアニメっぽい雰囲気。漫才と言うより雑談っぽい会話とかちょい地味なキャラ付けとかそういう感じが。もちろん絵に引っ張られてそう思うこともあるんだろうけど。

そんでシナリオの作りとしては共通ルートに選択肢があってその好感度の上げ下げで個別ルートに移動する感じ。共通ルートが長めで7:3ぐらいの割合かな。もしかしたらもっと個別が少ないかも。

どのキャラとのフラグも建てれなかったらいきなりタイトル画面に戻される。びっくりするっていうか雑。全体的にみてもこういうちらほらと雑に思える部分があるのが残念ポイントなんだろうなーと思います。

特に翼の部屋という雑談オンリーのやつは面白くて好きだったのにどのルートでも同じことしか言わないのがかなーりがっかり。

せっかくキャラや会話などがいいのに個別になったらあっさり終わるのもがっかり。

アニメみたいに話数くぎりで進んでるのに8話とかで終わるのもがっかり。

各キャラ同士の会話とかがいいのに個別にはいると他ヒロインの影がうすくなるのががっかり。

と書いてみるともっと読みたかった系の不満が多いなーと思いました。もっと共通ルートが長くてサブキャラ話とかもいろいろあってくれたら良かったのになーと。普段はこのエロゲ長すぎって思うことが多いだけにそう思うのは珍しい。というかこのゲーム実際に短めだよね。もっとライターが頑張ってくれたらかなり好きなゲームになってただろうだけにもったいないなーと思いました。

でもやっぱりのりとか会話とかはいいと思うので体験版をやってみるのをおすすめです。

 

 

信天翁航海録

dlsoft.dmm.co.jp

制作:raiL-soft

ライアーソフトの姉妹ブランドが出した作品。ちょい前まで同じとこだと思ってました。希っていうライター作品しかないっぽいのでそのためのブランドかなと思います。

姉妹ブランドだけあって雰囲気自体はライアーソフトと同じ感じ。縦書きで地の文の量も多いけど文章自体のテンポもよくてコメディ的な場面が多いので読みやすかった。

でもやっぱり地の文が多くても1行ずつ表示するほうが好きかなと思います。

基本的にはショート的な話が続いて言って途中で個別に分岐。それからショート的な話がありつつ本題に入って終わりみたいな流れ。

登場人物が男女両方共とても良くて変に仲いいわけでもないけど変にギスギスしてるわけでもない感じ。特に殺し屋の人と主人公の感じはとてもいいなーと思いました。

3人(4人)のヒロインも一筋縄ではいかない個性があって好きだった。その中でも泪が1番良かったかなと思います。ヒロインとしてっていうよりキャラ的にだけど。ヒロイン的にいうなら密航者かな。

脇役的な水夫長や機関長や殺し屋の男組がメインの話も良かったのになーと思わなくはない。量産型な下級水夫や酒場のお姉さん達も良かった。それぞれがぞれぞれの独立性がある感じは凄く好きです。だからこそもっと読みたい話もあったなと思う。

個別のシナリオはめっちゃ盛り上がるってわけじゃないけどシナリオ自体の面白さがあって飽きずに楽しめたし全部のルートが終わった後に読める話はしっかりとした盛り上がりがあったので最後まで満足して終えることができました。

イラストも好みが分かれそうな感じはするけど立ち絵もイベント絵も好きなものが多かった。泪が怒ってるやつとか宝を見つけた時のやつとか双子が盛り上がってるやつとか主人公が吐いてるのとか。BGMもゲームを起動して聞くぐらいに好きです。

全体的に好みが分かれそうではあるけどどの要素も凄く良くてかつ噛み合ってる感じ。

いいノベルゲームでした。

 

みんなで空気読み。

gmodecorp.com

制作:G-MODE

空気を読むゲーム。500円だけど350円で購入。

100問のお題をクリアしていくミニゲーム集。ニヤリとするようなシュールな感じ。

100問クリアすると空気を読まないモードやお題を選んで遊べるモードなどが追加。

といっても1時間ぐらい遊べばもういいかなと思えるボリューム。

安いしそんな感じでいいので不満はない。プレイ中は楽しめたし最後のお題の感じも好き。けどなんだか勿体なさがある。そんなゲーム。

お題を次から次へとやっていくんだけど行動した結果がよく分からない。読まないモードは特に。5問ごとにある判定もシュールだけど分かりつづらい。

お題を選んで遊べるモードではお題ごとにコメントが読める、のを本編の方でも載せれば良かったのにな。それも行動によって文章が変わると結果も分かりやすくてグッド。

全体的にもうちょい分かり安さが欲しかったかな。空気を読むというのが曖昧なものなので狙いとしては凄く分かるんだけど。

でもまぁ安いし面白かったしおすすめはできるかなと思います。

アプリではシリーズで出てるから早く移植してほしいです。