三人の海の男

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制作:Brain&Brain

宝地図を頼りに海を旅するアドベンチャーゲーム

周回して遊ぶゲームでゴールは決まっていて途中の話が変わる感じ。

絵本を見ている雰囲気でまったり遊べる。

だいたい2時間ぐらいで全部終わるけど一気に終わらせるっていうより1日1回遊んでいくといいと思う。

操作方法は見える範囲を広げると男達がそこに行く。扉などをタップするとそれに対するアクションがある。

まったりとした雰囲気はいいんだけどテンポの悪さが周回遊ぶ時にはかなりの欠点かなと思います。

でも独特な雰囲気と選択で変わる内容は面白いのでまったり好きな人にはおすすめ。

逆にいうとサクサクとすすめたい人にはいまいちかなと思います。

DEARDROPS

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制作:OVERDRIVE

キラ☆キラ系列3作品目。

色々あってヴァイオリンを辞めた主人公が色々あってバンドをする話。

始まってからメンバーが揃ってOPまでが割と長かったり、ヒロインを選ぶ選択肢からルートに入るまでも妙に長ったり、その間にスキップできないライブシーンがあったりと序盤の方はテンポ的にいまいちで不親切なところもあった。

けど個別ルートに入ったら面白かった。律穂ルートは、だけど。

律穂ルートが完全にゲームのメインでしっかりバンドの話だった。主人公と律穂と英嗣はここでがっつり掘り下げがあって割と長めのシナリオだったけどそんなに飽きずにできた。前作のカーテンコールがいまいち売れないバンドのなんだかんだだったのでこっちは割とすんなり人気になっていく感じ。バンドメンバーも超絶に上手い人達が集まるのであんまりバンド的な苦労話はないかなと思う。律穂と英嗣のプロとアマチュアの対立が英嗣の過去話で誤魔化された感じがあるのはちょい残念だったかな。もっとそこらへんを突っ込んだ話にしてほしかったな。終わりももっとバンド重視で良かったんじゃなかと思うけど、でもライブシーンも良かったし曲も良かったし満足度は十分にあった。

と律穂ルートはそれなりに良かったけど他のルートはびみょーな感じ。弥生とりむは適当っていうか完全にFDみたいなのりでギャグっぽいシナリオ。おまけに下手に個別ルートがある分だけ英嗣みたいな掘り下げもないので何だか割を食ってる。せっかくみんないいキャラなのに勿体無いよなと思いました。ちゃんと律穂ルートに2人の掘り下げもしっかりしてたら違う評価になってたのになと思います。

かなでルートは割と話的にはしっかりしてるんだけどその内容があんまりよろしくない。律穂ルートも割とあるけど登場人物が基本的に才能があるためそっち方面でのつまづきがほとんどない。なので乗り越える壁を外部からって感じになるけどかなでルートはそれが不自然でなおかついやーな感じ。具体的には所属事務所が無能すぎる。自分ちのライブハウスという超絶ホームがあるのになんであんなとこで歌わせてんねん。完全にシナリオのためにって感じがしていまいちだった。かなでもキャラ自体はいいのに勿体無い。

律穂ルートは良かったので買っても損はないかなと思うゲーム。今はDL版でも安いしな。レビューを見るとキラ☆キラと比べて~とあったけどバンドが題材っていうのが同じなだけでバンドの扱い方はほぼ間逆なので比べるのが悪いよなと思います。

キラ☆キラはバンド物としてより旅物としても面白さが大きかったと思うしね。バンドも逃避的っていうか非日常みたいな雰囲気で、それが良かったと思う。

後の2作はバンドを日常みたいに書いてるからそういう違いはあるんだろうなーと思いました。次回が最終作で瀬戸口が書くそうなので割と楽しみです。

最恐!実況生放送 枠1【ひとりかくれんぼ】

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制作:#いんくるーど(5750)

珍しい実写のゲーム。

のり的には本当に動画を見てるような感じ。

選択肢の代わりにコメントを打ち込むのが面白いなと思いました。

内容的にはそんなになんだろうけど、実写独特の怖さがあって十分にホラー。

分岐というゲームならではの要素もしっかりある。

ただ早送りができないので違う展開を見ようと思ったら序盤をまた見なくちゃいけないのがちょいだる。そこらへんを次回作では入れて欲しいなと思いました。枠2も凄く楽しみです!

 

まいてつ

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制作:Lose

e-moteというものが使わてるので立ち絵やイベント絵がぬるぬる動くゲーム。

こういうのは割と元絵と違う感じが大きくて違和感があったけど、まいてつはそういう違和感が少なくて良かった。動きがあるのも多少の不自然さがあるものの視覚的な効果がうまく使われてるなーと思いました。

イベント絵鑑賞で絵をいろいろいじれるのもなんか良かったです。

他にも今流れてるボイスや地の文が終わる速さ、イベントの区切りが下のバーで分かるなど他ではみない便利機能があって良かった。特に下のバーはオートモードでおよそ30分の区切りっぽいのであとどれぐらいで終わるのにちょうどいいのか分かるのが便利。

シナリオは鉄道で地域復興をしようという学園モノ多めのエロゲーでは珍し設定かな。

違うルートでも話が被りそうな設定だけど、そこらへんはきっちり別話になってた。またエロシーンを本編に入れずに後でおまけで見る感じなのもグッド。エロシーンが入るとテンポが悪なるしどうせスキップするしなので他のゲームもこの形式を採用して欲しい。鉄道に関してもしっかり調べてあっておまけのトピックスもボイス入りでとても良かった。

全ての面でかなり力入れて作られてるのが分かるので人気や評価が高いのも十分に分かる。……けど個人的にはうーんと思ってしまう。

それはやっぱりシナリオ内容。全体的にのっぺりとした感じで問題が起きても割とあっさり解決。だいたいアイデアが出たら次の場面には誰かに頼んで解決しました。みたいな展開が続く感じ。

ただこれは鉄道がテーマで解決手段がどうしても外部に頼むということが多くなるのがしょうがないかな。

登場人物も全体的に良い子で主人公への高感度も最初から高いという感じ。主人公を甘やかすというわけではないんだけど、みんな協力的なのでその面でもメリハリがない感じ。良く言えばまったりすすむんだけど悪く言えば退屈。

日常ものとしてみればそういう会話的な面白さもあんまりなかったな。

それでも共通ルートの汽車を動かすまでは良かったど個別に入って復興話になるとだれてしまう。シナリオの長さもセールスポイントみたいだけど、なんか逆効果。もっと短くて良かったなーというのが本音です。

シナリオ面で個人的にはいまいちだったけど、しっかりとした作り込みは凄いと思うし、シナリオもまったり系が好きなら気にならないはず。

そういう癒し系な話が好きな人におすすめです。

Buddy Collection if -宿命の赤い糸-

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制作:なるとりっく

乙女ゲーム的なミステリーゲーム。

買ってクリアしてから知ったけどフリーゲームにおまけつをつけたバージョン。

なのでとりあえずフリーゲームの方をやってみた方がいいと思います。

Buddy Collection | なるとりっく

フリーの方は↑でダウンロードできる。

全5話で今のところは第1話しかダウンロードできない。

それで有料版は全話遊べる完全版かと思うとそういうわけではなく1話+αな感じ。

本編の方は中途半端なところで終わるしキャラの掘り下げとかもないしどのルートもほぼ同じだし話自体もそこまでーみたいな。乙女ゲームなので女の人がやったら気にいるキャラとか出てまた違う感想になるかも。

イベント絵が少なかったり音源がいかにもフリー音源っていう感じなのが残念。

おまけは人狼人狼側で遊ぶ感じ。だけど推理っていうよりはしくじったら戻って正解の選択肢を選んでいくというのり。短かったけど本編より良かった。

けどやっぱり2つあるルートがほぼ同じなのでそこらへんはやっぱり残念。

なんかいじわる風にいうと小遣い稼ぎのために作りましたみたいな感じがしてあんまおすすめできない。というかフリーの方はちゃんと続き作ってんのか?

これがフリーゲでやってるなら途中で話が終わるけどけっこう楽しめた。続きがとっても気になります。みたいな感想を書くところだろうけどやっぱりフリーと有料の差はでかいなと思いました。

個人的にはいまいちだったけどフリー版をして好きだったらお賽銭目的で買うっていうのが正しいのかなと思いました。

返校 -Detention-

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制作:Red Candle Games

台湾の会社が作った2Dアドベンチャーゲーム。Steamで気になってたけどSwitchで出たのでやってみました。

横スクロールの学校を舞台にアイテムや資料を集めながら仕掛けを解いていく感じ。

難易度は低めで攻略サイトを見ないと無理ということはないと思います。2アイテムなどを見落とすことが少ないのが2Dのいいところだな。

道中には敵(?)もいますが戦闘はなくやり過ごす感じ。この敵はあんまり怖さにつながっておらず、むしろ面倒くさい要素の方が多かったからなくてもよかったんじゃないかなと思いました。他の部分でしっかりホラー要素は出せてるしね。音楽室の仕掛けを解いてすぐのあれの演出が特に好きです。他にもおおっと思うようなところがいくつかありました。

ストーリー的は良く分からない感じで進むものの最後にはこういう話だったんだなってしっかり分かるのが高ポイント。個人的にはオチの一部がこれなのかーという感じもしたけど、評価自体は落ちない感じかな。

EDは2種類あって途中で分岐みたいなのもあるけどラスト以外は一本道。なのでクリアした後にもう一個のEDを見るのが微妙にだるい。こういうのはノベルゲーム以外のマルチエンディングではありがだけど。でもどちらのEDも良かったです。

物語の舞台は1960年代の台湾。かなりの言論統制があった雰囲気がよく出ててそういうのを体験するという意味でもいいゲームだと思います。

派手なストーリーやキャラや演出などが好きな人には退屈かもだけど、暗い雰囲気重視のゲームが好きな人におすすめです。

おしゃべり!ホリジョ!

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制作:クラウズ

 (ミスタードリラー+勇者のくせになまいきだ。)÷2-競技性=おしゃべり!ホリジョ!

的なゲーム。

お宝を取るたびに、または取らなくても主人公が何か喋るのが特徴。

たくさん喋るけど特に硬い岩を取るときのセリフが好きです。

このゲームでやばたにえんという言葉を知りました。

ゲームオーバーはあるもののアイテムがあればほぼそうならない難易度。

ゲームオーバーのペナルティもお宝の換金が半分になるだけの軽いもの。

ミスタードリラーみたいに焦ることはないものの、達成感もあんまりないまったりとしたゲームです。

熱中するってわけじゃないけど何も考えずに掘っていくのが楽しいなーと思いました。

長く楽しめる内容じゃないけど安いのでそこらへんは気にならないかな。

ただスタッフロールでもっと喋って欲しかったなというのが不満点。

あとせっかくいいキャラなのでストーリーやイベントなどがあったらよかったのになーとか。

まとめとしてはがっちりしたゲームを楽しみたい人向けじゃないけど、何かぼんやり遊べるゲームで癒やされたい人におすすめという感じです。