制作: 工画堂スタジオ
雨が降り続ける街。妖精がいる部屋。魔力がないと弾けない楽器。
雨のようなしっとりとした雰囲気が特徴のノベルゲーム。
基本的には選択肢で一緒に組む人を決めて卒業試験を受けるといった流れ。
オンゲー要素もあるけれども何度も同じ曲を繰り返すことになるので飽きる。
試験に向けて何度も同じ曲を練習するっていうのは伝わってくるけど。
スキップしても問題ないのでほぼほぼノベルゲームといった感じ。
シナリオはゲームの雰囲気と同様にめっちゃ盛り上がるって場面はほとんどない。
どのルートのラストも確かに恋人になったけど……。みたいなもやっとした感じ。
かと思えばとあるルートではそれまでのラストを切り捨てるようなご都合主義的な終わり方。
ダ・カーポとファインの違いとかバッドエンドのほうがなんか良さげだったりとか普通のノベルゲームにはないものが確かにある。
けれどもやっぱりこういうのってかなり人を選ぶよねって思う。
素直に感動できたり燃えたり萌えたりは好きって人にはいまいちかもだけど、雨音を聞き続けるのが好きみたいな人にはおすすめです。