AI:ソムニウム ファイル

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極限脱出シリーズの人の作品。

極限脱出よりアドベンチャー寄りで頭を使う謎解きみたいなのもないから今作のほうが分かりやすいかもしれない。

基本は軽く操作→会話を繰り返してすすみ、途中で探索モード、ソムニウムパート、アクションパートがある感じ。

探索モードは場所を選んで調べる普通なもの。アクションパートはQTE。そしてソムニウムパートが極限脱出での謎解きに当たるパート。

夢の中のような世界で調べたりさわったりのアクションをしながらすすめていく感じ。

夢の中のような世界なのでかなりなんでもあり。ギャグのような選択肢をこれじゃないだろって選ぶと正解だったりする。色々な反応があって楽しさはあるものの制限時間がありそれを過ぎるとゲームオーバー。なので色々試す余裕がないのは残念。また常識が通じないのはいいことだけれども論理的ではないので最終的には総当たりになってしまうことも残念ポイント。いっそのこと制限時間はいらなかったと思う。途中で聞こえる後~秒です。っていうのも気になってしまうしもっとこのパートをゆっくり遊べたら良かったのになと思います。

シナリオは事件から始まりその真相を探っていくもの。

何個かあるENDはどれも断片的なのだけれど続きが気になる内容だったのが良かった。

特に最初に1番左のルートに行ったのは良かったと思う。

でも全体で1つの事件を扱うのでなんかよくわからん状態が長くだれてしまうのが難点。また事件の犯人も前フリはあったとはいえぽっと出感があった。極限脱出シリーズの後ろ2つよりすっきりと終わってるのでその点は良かったです。ミステリー話ではあるけど犯人当て要素はほぼないのでその点は注意。

キャラは良くも悪くもどのキャラも我が強い。主人公に当たりが強いキャラが多くてその点は好きな人と嫌いな人で分かれそう。個人的にはハーレム的なのりよりはそういうのの方が好みではあるけれども最終的には今作もわりとハーレム的。

キャラのモデリングが極限脱出シリーズからかなり良くなってたのは凄く良かった。

やってて1番気になったのはしょうもない下ネタとアクションシーンのギャグっぽさ。

両方とも真面目なシーンでも容赦なくやってくるので白けた気分になってしまうのが残念。たぶんこの要素だけでかなり点数を下げてる人がいるだろうなって分かる。極限脱出シリーズからあったのでそういう作風なんだろうなって思った。

全体的に面白くとっつきやすさがあって良かったけど下ネタとギャグっぽさが勿体ないけどそこが気にならないなくてミステリー系のゲームがしたいならおすすめ。