科学アドベンチャー第四弾。
シリーズとしてはカオスヘッドの続編。
カオスヘッドは途中までしかやってないけど問題なかった。
やってなくても今作からでも大丈夫だと思います。
内容は地震が起きて復興した渋谷が舞台。
猟奇的な殺人事件が起きる→主人公含む新聞部が事件を調べる→過去の事件との共通点が……という流れ。
猟奇的な事件がメインなのでわりかしグロい絵だったり状況は多め。
特に中盤にある事件は嫌な人はかなーり嫌な気分になるのでそこらへんは注意。
序盤~中盤あたりまでは事件に巻き込まれるというより日常がありつつ事件に首をつっこんで危なくなりつつシリアスな展開もある感じ。
ここらへんはキャラの会話やらの楽しさはあるものの、わりと主人公たちが傍観者だったので退屈さもあった。それにコメディがありつつ陰鬱な雰囲気もあって乗れなさもった。けど事件の真相などは凄く面白かった。途中から一気にプレイしました。ので1週目のノーマルEND(?)は楽しめた。
一周目は強制的にノーマルENDでそこから各ヒロインルートがあり全部のヒロインルートを見たらトゥルーエンドが見れる感じ。
各ヒロインルートで明かされる真相は有りつつも基本的にはメインとは違う事柄を扱うので蛇足感を感じたり感じなかったり。それぞれのルートの面白さはあるものの消化してる感覚が大きかったのはシステムに対する好みは大きそう。
トゥルーエンドの展開は良かったのでできたらノーマルENDから直結で読みたかった感じもあった。けれど各ヒロインルートをいれなきゃいけないみたいな制約もあったんだろうなーと思いました。
場面によってポジティブな妄想orネガティブな妄想ができるというものがあるけれど個人的にはそこまではまらなかった。
結局のところはエロorグロのシーンが入りつつ分岐要素にしかなってなかったのは残念。
これは完全に好みだけど好感度の+-で展開が変わるシステムはあんまり好きじゃない。
理由はこれを選んだからこういう展開になった。という実感が分かりづらいから。
しかも今作はあくまで主人公がする妄想によって相手の好感度が謎に変わるため好感度の上下の実感が薄いのもいまいちポイント。
とシステム的な不満はありつつも大筋のシナリオも良かったしキャラも良かった。
単純にノベルゲームとしてみたら序盤が少し退屈な面白いゲームという感じに落ち着くと思います。
猟奇的なものが好きor大丈夫な人にはおすすめ。
アニメもあるけれどどうまとめてるのか気になるからいずれ見てみようかなと思います。