超探偵事件簿 レインコード

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ダンガンロンパのスタッフが再集結して作られた新タイトルゲーム。

プレイ時間はほとんど寄り道せずに22時間ぐらい。

全体的な感想としては普通に面白かった。

ロード時間が長い、歩きながら話すのがテンポ悪い、QTEがめんどいなどの分かりやすい欠点はあるものの0章から惹きつけられる展開でどの章もつまらないというものはなく大きなどんでん返しもあって味方も悪役も分かりやすく死に神ちゃんは可愛い凄くまとまったアドベンチャーゲームでした。良くも悪くもだけど。

ダンガンロンパと比べやっぱりキャラの弱さは感じる。多分、キャラ自体はそんなに変わらない気もするけど

・敵も味方も章ごとの交代制

・みんなで話す学級裁判と基本2~3人で勧めていく謎迷宮の差

の2つが大きいと思います。一緒に行く味方もアドバイスぐらいしか喋らないし追い詰める相手もイマジナリー反論キャラが機械的に反論してくるだけでキャラの掘り下げなどになってないのが残念。

多分だけどダンガンロンパであまりできなかったこと→広い街、キャラの特殊能力をミステリーに使う、いろいろな犯人構成、クローズドサークルではない環境。

をやるために調整して謎迷宮システムができたとは思うしゲームシステムとしては凄くいいと思う。けれどもゲームシステムとは相性いいけれどもキャラを深掘りするためのシナリオとは相性悪かったような気がする。

味方が謎迷宮に入れるんだから犯人や反論者も本物が強制的に入ってナンタラカンタラの方が良かったと思います。味方も何か推理を言う←それに同意する。とか。

また日常会話が街を探索して拾えるアイテム(?)を集めて見る形式なので単純に見るのがめんどいのもなんだかなーというのがある。ダンガンロンパみたいに章の途中でキャラに話しかけると発生やもっと単純に章クリアで開放なら読む人も多くなるだろうしキャラ人気につながりそう。ダンガンロンパほど主人公+死に神ちゃん以外を掘り下げることがないのでその部分の簡略化は必須だったと思うけれどもせっかく広い街を作ったから歩き回せたいのも分かるけど単純にめんどくさい。

個人的に1番気になったというかなんだかなーと思ったのが最後の展開。

最後に究極の選択的に2択を選ぶけれどもどちらを選んでも同じなのはかなりがっかり。せっかくプレイヤーに選ばせるならその選択肢でどう変わるかは見せて欲しかったしEND自体もなんだか問題点はなんやかんや解決しましたで終わってるからそこらへんの肩透かしな感じもわりとある。せっかくプレイヤーに考えさせて二択を選ばせるならなんかもっとあるだろうと思うのが1番のがっかりポイントでした。

ダンガンロンパと比べたら~と思うと気になるところはあるけれども単体で見た時は普通に面白いアドベンチャーゲーム

ダンガンロンパほどサイコポップではないわりと普通のアドベンチャーゲームなので広くおすすめできそうだけど死に神ちゃんが合わない人は無理だろうからそこらへんは注意。